学生が活魚を販売

長崎市東部のたちばな漁協で学生が活魚・鮮魚と魚料理を直売する『じげもんお魚マルシェ in 戸石』を7月29日に開催しました。

イベント的に目を引いたのは,水槽の中を泳ぐシマアジとマダイをその場で掬って神経ジメして3枚におろす活魚販売です。特にシマアジは若干小ぶりでお手頃価格だったため大人気となり,追加の魚を養殖生簀から漁業者さんが船で運んで来る臨時アトラクションまで発生しました。その他に活きワタリガニ,クルマエビ,岩ガキも販売しました。

料理コーナーでは『長崎大学魚料理研究会』の学生たちが腕を振るった,シマアジやマダイの握り寿司,小エビの唐揚げ,あら汁,カルパッチョサラダなどを提供し,漁港風景を眺めながら食べられるイートインコーナーも設けました。猛暑にもかかわらず多数ご来場いただいた方々,ご協力いただいたたちばな漁協の関係者の皆様に心より感謝いたします。

ご来場いただいた方々とのコミュニケーションや前日準備や当日の撤収の要領,価格設定やタイムセールの打ち方など,学生たちは多くのことを学ばせてもらいました。多くの方の来場目的は『学生がやっているイベントに参加すること』であったと思いますが,定期開催を繰り返しながら来場目的を『美味しい季節の地魚を手頃な価格で買ったり食べたりすること』へと導き,漁業振興や地域の魅力拡大につなげていきたいと考えています。