オープンスクール

夏休み最初の土曜日は,大学に高校生を招くオープンスクールです。朝から学生服姿の生徒さんが父母と一緒に学内を見て回ったり,1年生がガイドになってキャンパスツアーをやったり,普段とは違う活気があります。昼休みの学食もまるで高校の食堂みたいな賑わした。午後からは少人数に分かれて,研究室での実験や講義です。私は30名ほどを相手に,水の特性と海の生態系についての模擬授業を行いました。手作りの分子模型を使いながら水の分子がミッキーマウスの顔の形をしていることによりユニークな特徴を持っていることから話し始め,重くて粘っこく,温度は安定しているけど体温を奪われやすい,音を伝えやすく光は通りにくいといった水の特徴と生物の適応の事例を標本を示しながら紹介した後,海の生態系の特徴と気候変動や漁業の影響について話を進めました。話題がてんこ盛り過ぎて,高校1年生にはむずかしかったかもしれませんが,結構みんな寝ることなく聞いてくれました。アンケートでは海について知らなかったことを色々聞けて面白かったという感想があった一方,体験実験の方が良かったという意見もありました。来年はもう一工夫しようと思っています。